金満メッツ、大谷翔平も“爆買い”か 10年700億円級も…地元記者が断言する理由
今オフも大補強連発で来季の年俸支払い総額は約660億円か
大富豪スティーブ・コーエンオーナーが率いるメッツは、来オフにFAとなるエンゼルス・大谷翔平投手にも食指を伸ばすのか。地元放送局「SNY」のダニー・アブリアノ記者が早くも来オフの見解を綴っている。
ツインズからFAとなり、ジャイアンツ入団で合意していたカルロス・コレア内野手と12年総額3億1500万ドル(約415億8000万円)で合意。贅沢税のペナルティを含めた来季の年俸支払い総額は5億ドル(約660億円)に近づくとも指摘されている。銀河系軍団を作り上げているが、資金面などで大谷獲りの“弊害”となるのか。アブリアノ記者は「ノー」と言い切り、2つの理由を挙げた。
「今年メジャーデビューしたブレット・ベイティとフランシスコ・アルバレスを含めたコストのかからないプロスペクトが、総年俸を大きく引き下げてくれるだろう」
「メッツは2023年シーズン後に、最低でも6600万ドル(約87億3200万円)が総年俸から外れるはずだ。そして、(来季終了後に)マックス・シャーザーがオプトアウト(契約破棄)をすれば1億900万ドル(約144億2100万円)に届く可能性もある。アダム・オッタビーノもオプトアウトを選択すれば、その額はさらに上がる」
フランシスコ・アルバレス捕手はMLB公式サイトの有望株ランキングで全体1位。ブレット・ベイティ内野手も全体18位と期待される有望株だ。大型補強を続けているメッツだが、長期契約はコレア、フランシスコ・リンドーア内野手、守護神エドウィン・ディアス、ブランドン・ニモ外野手のみ。最高年俸4330万ドル(約57億2900万円)のジャスティン・バーランダーとシャーザーは2024年か2025年に契約満了となり、長期的に見れば予算的な余裕はある。
大谷争奪戦についてはドジャースなども乗り出すと見られている。一部では10年700億円と言われる大型契約は、金満メッツの参戦で一体どこまで膨らむのだろうか。
(Full-Count編集部)