中日、ロッテ加藤匠馬の無償トレード獲得を発表「突然で驚いてます」 1年半ぶり復帰

中日へのトレードが発表された加藤匠馬【写真:荒川祐史】
中日へのトレードが発表された加藤匠馬【写真:荒川祐史】

強肩魅力の加藤バズーカ、今季は24試合出場止まり

 中日は26日、ロッテの加藤匠馬捕手を無償トレードで獲得したと発表した。1年半ぶりの復帰となる。リーグ最下位から巻き返しを目指す中日は今オフ3件目のトレード成立となる。

 30歳の加藤は2014年ドラフト5位で中日入り。2019年に92試合出場と存在感を示した。出場機会を減らした2021年6月に加藤翔平外野手との交換トレードでロッテへ移籍。昨季は57試合出場したが、新人の松川虎生捕手が台頭した今季は24試合出場、打率.111、0打点だった。強肩で「加藤バズーカ」と呼ばれていた。

 今オフの中日は阿部寿樹内野手との交換トレードで楽天・涌井秀章投手を獲得。京田陽太内野手を放出してDeNA・砂田毅樹投手を獲得した。新外国人としてメジャー通算41本塁打のアリスティデス・アキーノ外野手を獲得するなど積極的に補強。2020年まで所属したソイロ・アルモンテ外野手も復帰していた。

 中日は大野奨太、木下拓哉、味谷大誠、郡司裕也、石橋康太、新人の山浅龍之介と捕手登録が6人だけ。捕手強化が課題となっていた。

◯加藤匠馬捕手
「突然のことで驚いています。マリーンズでは約1年半と短い期間でしたが、昨年はプロに入って初めて優勝争いを経験させていただきました。トレードで移籍してきた際に、みんな温かく迎えて入れてくれて、すぐにチームに馴染むことが出来ました。今年は悔しい一年となりましたが、このマリーンズの1年半は本当に充実していました。ファン、選手、首脳陣、マリーンズ関係者の皆様には感謝の気持ちしかありません。これからドラゴンズにまた戻ることになりますが、プロに入って優勝をしたことがないので、立浪監督を胴上げをすることを目標に、その一つのピースとなれるように頑張りたいと思います」

◯中日・加藤宏幸球団代表
「捕手の充実が急務なチーム状況で、ロッテ球団の理解があって話がまとまりました。復帰する加藤捕手はドラゴンズ投手陣の力量などをよく把握していると思います。ロッテ球団およびパ・リーグで学んだことを生かしてくれると、期待しています」

【動画】投手で146キロの快速球! 中日移籍が決まった“加藤バズーカ”映像

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY