大量24人シャッフル…大ナタで“穴”埋まった? 崖っぷち立浪竜の“星野イズム”

中日・立浪和義監督【写真:荒川祐史】
中日・立浪和義監督【写真:荒川祐史】

涌井ら7人が新たに加入、京田ら17人がチームを去った

 中日が、ロッテの加藤匠馬捕手を無償トレードで獲得した。昨年6月に交換トレードでロッテに渡ったが、異例の復帰となる。立浪和義監督が就任した今季は6年ぶり最下位。来季巻き返しへ大シャッフルを敢行しており、大量24人(加入7人、引退・退団17人=ドラフトを除く)が入れ替えとなっている。

 このオフに成立させたトレードは今回が3件目。加藤匠に加え、楽天から涌井秀章、DeNAから砂田毅樹を迎え入れ、チームの中心的存在だった阿部寿樹、京田陽太を放出した。さらに現役ドラフトでは細川成也を獲得、左腕・笠原祥太郎がDeNAに加入した。

 助っ人の入れ替えも活発だ。アリエル・マルティネス、タバーレス、ワカマツが退団し、3人の野手が加入。ソイロ・アルモンテは3年ぶり復帰で、アリスティデス・アキーノはメジャー41発の長距離砲だ。

 “レジェンド”の福留孝介が現役引退し、功労者の平田良介が戦力外に。投手では佐藤優、捕手では山下斐紹(引退)と桂依央利が退団し、野手では三ツ俣大樹(ヤクルト加入)や滝野要、渡辺勝らがチームを去った。また、岩嵜翔や助っ人を含む5選手が支配下から育成契約となった。

 立浪監督が現役時代に薫陶を受けた星野仙一氏も中日1次政権や阪神監督時の1年目のオフに“大リストラ”を断行。翌年の優勝(1988、2003年)に結び付けている。今回の大シャッフルが吉と出るか、来季の戦いが注目される。

(Full-Count編集部)

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