“みんな放出”弱小球団を「さっさと売却しろ」 2年で残ったのはひとりの大解体
アスレチックスは2021年のスタメンでラウレアーノ以外の選手を放出した
2021年の開幕スタメンのうち、1選手を除いて放出してしまったアスレチックスにファンの怒りが収まらない。60勝102敗の借金42、ア・リーグ15球団で最低の勝率.370と低迷しながら、今オフも選手をひたすら放出する一方で、補強に関しては全くのやる気なし状態。トレードで若手選手を獲得するだけの消極的すぎる姿勢に「さっさと売却しろ」との悲鳴が止まらない。
米メディア「CBSスポーツMLB」のダニー・ヴィエッティ氏は、自身のツイッターに2021年のアスレチックスのラインナップを投稿。センターを務めていたラモン・ラウレアーノ以外の全選手がチームを去ったことを伝えている。当時はマット・オルソン、マット・チャップマン、スターリング・マルテらスター選手も抱えていたが、オルソンやマルテらは移籍先で大型契約を結んでいる。
さらに投手陣も見てみると、打線と同じような状況であることがわかる。先発ローテの5人のうち4人がトレードで放出された。モンタスはヤンキース、マネイアはパドレスと世界一を目指す球団に旅立ち、バシットは今季メッツで15勝9敗、防御率3.42とエース級の好成績を残している。
今オフの動きも、ストーブリーグで猛威をふるっているメッツの真逆のように静かだ。正捕手のショーン・マーフィーを三角トレードで放出して4選手を獲得した以外は、ほとんど音沙汰なし。これにはファンからも「恥ずかしすぎる」「再建すらしていない」「球界に悪影響を及ぼしている」「現メンバーだと130敗する」「才能をタダ同然で放出することは悲しい」と悲観的な声が溢れている。