元燕・坂口智隆氏、来年は「武者修行の1年」 学生野球資格回復で指導者目指す

トークショーを開催した坂口智隆氏(右)と楽天ブルペン捕手の横山徹也氏【写真:橋本健吾】
トークショーを開催した坂口智隆氏(右)と楽天ブルペン捕手の横山徹也氏【写真:橋本健吾】

来年2月に学生野球資格が回復すれば「プロ、アマを問わず指導者の勉強をしたい」

 今季までヤクルトでプレーした坂口智隆氏が26日、大阪市内で現役引退後、初のトークショーを開催した。近鉄時代の同期で現在、楽天ブルペン捕手の横山徹也氏がMCを務め、約150人のファンを楽しませた。今後の去就に注目が集まっているなか「野球界への恩返しのため、指導者への武者修行をやっていきたい」と宣言した。

 近鉄、オリックス、ヤクルトで20年間プレーし、通算1526安打を放った坂口氏。10月3日に引退試合を行い、日本シリーズでは解説を務めたが、ファンと直接触れ合うのはこの日が初めて。関西人らしく、現役時代の裏話などユーモアを交え語り、会場は大盛況だった。

 来季はNPBを離れフリーの立場となるが「今後も野球を伝えていきたい。プロ、アマを問わず指導者の勉強をしたい。武者修行の1年として、色んなカテゴリーに顔を出せればと思っています」と語った。

 現在はプロ野球経験者が学生(高校生、大学生)を指導するために必要な学生野球資格の回復を目指しており、来年2月に認定されれば、今後はアマ野球を含め指導者としての道も検討している。さらに、野球以外のスポーツ、ファッションなど多方面での活動も行っていくという。

 この日、来場者には特製タンブラー、コースター、ポスター(サイン入り)がプレゼント。今後もトークショーは定期的に開催する方向で、次回は来年3月を予定している。

(橋本健吾 / Kengo Hashimoto)

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