元HR王の悲劇は「今季最低の仕打ち」 弱小球団へ“とばっちり移籍”は「酷い話だ」
ホズマーのトレード拒否権行使でナショナルズに移籍したボイト
米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」が「2022年のMLBで最悪なパフォーマンス」を選出し、最低の酷い仕打ちとして「可哀そうなルーク・ボイト」が選ばれた。
2020年の本塁打王は強豪パドレスでプレーオフ争いを演じていたが、8月のトレード期限にトレード市場最大の目玉だったフアン・ソト外野手、ジョシュ・ベル内野手との交換でナショナルズへ移籍。元々エリック・ホズマー内野手がソトのトレード要員として考えられていたが、ホズマーはトレード拒否権を持っており、これを行使。ボイトが代わりにナショナルズへ移籍する“とばっちり”だった。
パドレスは同地区の強豪ドジャースを地区シリーズで撃破。しかしボイトが移籍したナショナルズは107敗で地区最下位に沈み、「球界最弱と評されたチームで残りのシーズンを過ごした」とされた。同メディアは「ボイトがそんな目に遭うなんて酷い話だ! 本当に不当な扱いだ」と述べている。
また「最悪のチーム」にはそのナショナルズが選ばれた。今季は最長でも3連勝、月別成績を見ても最高が6月の11勝16敗という低迷ぶり。特に先発投手陣は防御率5点台のグレイ、6点台のコービン、7点台のアドンらが足を引っ張り苦しい戦いを強いられていた。
(Full-Count編集部)