吉田正尚の“成功”をジョーンズ氏は確信 「払いすぎ」批判に反論「スーパースター」
吉田正尚は「怪我の治りが早い。身体への意識が高い」
オリックスからポスティングシステムを利用してメジャー移籍を目指した吉田正尚外野手は、レッドソックスと5年総額9000万ドル(約120億円)で契約した。この大型契約に米国では「高い」との声も上がっているが、昨年まで2年間オリックスでプレーしたアダム・ジョーンズ氏はその大金を得るにふさわしいとし、レッドソックスは「もの凄い選手を手に入れた」と述べている。地元紙「ボストン・グローブ」が伝えている。
メジャー通算1939安打、282本塁打を誇るジョーンズ氏は吉田を「日本のフアン・ソト」と呼ぶ。ジョーンズ氏は同紙の電話インタビューで「彼を日本のフアン・ソトと呼んだのは、僕が若い頃のフアンのプレーを見る機会があったから。彼は、フィールドのどこにでも打つことができたけど、ヨシダも同じことができるんだよ」と語った。さらに「毎日、ただただ驚きながら(吉田を)見ていた」とオリックス時代を振り返っている。
記事によると、大型契約を結んだレッドソックスに対して、他球団は「払いすぎ」と疑問の目を向けている。しかし、ジョーンズ氏はふさわしいと信じている。「彼は健康だ。死球を受けて手首を骨折したことがあったけど、3週間で戻ってきた。怪我の治りがすごく早い。身体への意識が高い。レッドソックスはもの凄い選手を手に入れたと思うよ」と語る。
守備力に課題があるとの指摘もある。ただ、左翼に就くことが予想されており、本拠地フェンウェイ・パークにそびえるグリーン・モンスターが助けになると、ジョーンズ氏は確信している。「あの壁があるから(左翼の)守備はそれほど難しくないと思う。あまり走らなくていいし、助けになると思う」と述べている。
オリックス時代、吉田はジョーンズ氏を「スーパースター」と呼んでいた。しかし、ジョーンズ氏は「『いや、君こそがスーパースターだ』と言ったよ。『君は本物だよ』ってね」と吉田に語ったことを明かしている。レジェンドも太鼓判を押す吉田の打棒。メジャーでどんな成績を残すだろうか。
(Full-Count編集部)