371億円男加入で韓国スター内野手がトレード要員? コンバートは「多くの価値失う」
パドレス番記者「今でも先発投手を必要としている」
パドレスの金河成(キム・ハソン)内野手にトレードの可能性が浮上した。米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」のパドレス番記デニス・リン記者は「パドレスは今でも先発投手を必要としている。トレント・グリシャムかハソン・キムをトレードできるだろうか?」という記事を掲載した。
パドレスは2020年オフ、ダルビッシュ有やスネルをトレードで獲得した際に、多くの有望株を放出。今夏もフアン・ソトとジョシュ・ベルをトレードで獲得するのに、多くの有望株を放出した。今オフはザンダー・ボガーツを11年2億8000万ドル(約371億円)で獲得。ロベルト・スアレス、ニック・マルティネス、セス・ルーゴ、マット・カーペンターとも契約し、計3億7900万ドル(約502億7000万円)を費やした。
パドレスは現在、二塁や中堅の選手層が豊富なため「サンディエゴが次に行うトレードには中堅手のトレント・グリシャム、あるいは先発二塁手として予想されているハソン・キムを含むことになるか?」と言及。「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール記者によると、パドレスのAJ・プレラーGMはグリシャムとキムについて、トレードの問い合わせを受けていることを認めた。
プレラーGMはチームの野手陣の「万能性」を気に入っており、野手陣の顔ぶれを変えない意向だと表向きには語っているとされている。しかし球界関係者は、パドレスはトレードの話し合いを受け入れる姿勢だと示唆。オフに獲得したボガーツが遊撃に入ることにより、金河成が二塁で、クロネンワースが一塁でプレーする機会が多くなることが見込まれ、今季遊撃手としてゴールドグラブ賞の最終候補に残った金河成は二塁手転向で「多くの価値失う」とリン記者は分析している。
米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」もこの報道に触れた。グリシャムや金河成をトレードで放出することについて、パドレスには「切迫感はない」として「彼らは共にお手頃な年俸だし、現状では毎日試合に出る選手として予定されている」と述べた。
(Full-Count編集部)