DeNA戦力外から1年…乙坂智が南米で“金字塔” つかんだ「メジャーへの足がかり」

ベネズエラでプレーする元DeNA・乙坂智【写真:本人提供】
ベネズエラでプレーする元DeNA・乙坂智【写真:本人提供】

今後の目標はMLB移籍「マイナー契約でもなんでもいいので」

 今夏はメキシカンリーグでプレー。レオン、サルティージョで1番中堅として活躍し、計78試合、打率.367、3本塁打、25打点、26盗塁と結果を残したことで、ベネズエラから声が掛かった。

「ベネズエラを選んだのは、よりレベルの高い選手たちとやって成長したかったから。だからウインターリーグは、ドミニカ共和国かベネズエラに行きたいと思っていたんです」

 乙坂の奮闘もあり、チームも、勝てばプレーオフに進出できるワイルドカードの出場権が得られるリーグ5位でレギュラーシーズンを終了。過去にマック鈴木、野茂英雄、前川勝彦、渡辺俊介、岩田慎司、田中賢介らがプレーしてきたリーグで日本人初タイトルを獲得し、南米で最も野球が盛んな同国の球史にその名を刻んだ。37得点も、同チームでプレーした外国人選手の中で、歴代2位の数字。つい2か月前までは名前も知られておらず、チーノ(スペイン語で「中国人」の意味)と呼ばれていた日本人が、異国の地で強烈なインパクトを残した。

 今後の目標はMLBでプレーすることだ。「米国でやるためには、よりレベルの高いところでやって、成績を残してアピールしないといけないと思っていた。来年はマイナー契約でも何でもいいので、米国でプレーしたいですね」。同国のウインターリーグでは、来季の所属先を探すため、就職活動中の選手も多くおり、ネット裏ではMLB各球団のスカウトも目を光らせている。そんな弱肉強食の環境で結果を残した乙坂。夢の実現を胸に秘め、静かに朗報を待つ。

(Full-Count編集部)

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