巨人・坂本ら大物も“当落線上”に 充実のWBC日本代表…選外の可能性ある有力選手
田中将大や坂本勇人、山田哲人、柳田悠岐らは選ばれるか
今年3月に行われるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で2009年の第2回大会以来、3大会ぶり3度目の優勝を目指す侍ジャパンはどんなメンバー構成になるだろうか。エンゼルス大谷翔平投手やパドレスのダルビッシュ投手ら大物が参戦を表明するしているが、ここでは登録30人に入るか“当落線上”の選手をあげる。
投手では日米通算190勝を誇る楽天・田中将大投手。楽天復帰2年目の2022年は25登板で9勝12敗、防御率3.31だった。昨年12月には侍ジャパン入りへの意欲を示していた。メジャーやWBC、2021年東京五輪など国際舞台の経験値は豊富。充実の投手陣に食い込めるか。
東京五輪組の投手では中日・大野雄大や広島・森下暢仁らも微妙な立ち位置か。2022年は2年連続で最多勝と勝率1位を獲得するなど“投手3冠”の阪神・青柳晃洋も、五輪では力を発揮できなかった。
内野では巨人・坂本勇人、ヤクルト・山田哲人、広島・菊池涼介らが注目される。坂本は2022年、入団2年目(2008年)以降では最少の83試合出場にとどまった。山田は自身ワーストの打率.243に終わっている。西武・源田壮亮が充実期に入り、DeNA牧秀悟が台頭したことで、二遊間の“常連組”に変化が訪れるか。5年連続30本塁打以上の巨人・岡本和真も微妙だ。
外野ではソフトバンク・柳田悠岐が注目される。今大会はカブス・鈴木誠也が参戦表明し、レッドソックスに移籍した吉田正尚に出場の可能性がある他、カージナルスの日系2世、ラーズ・ヌートバーを招集する可能性があり、ソフトバンクにFA移籍した近藤健介もメンバーに入るとみられる。
柳田は2022年、打率.275、24本塁打79打点。本塁打、打点ともにチームトップの成績だったが、柳田にとっては物足りない成績に終わった。また、昨年11月の親善試合に招集された阪神・佐藤輝明内野手も、これらのメンバーの中に割って入るのは厳しいか。
大物選手も“選外”の可能性がある今回の選手選考。果たして栗山英樹監督はどんな決断を下すだろうか。
(Full-Count編集部)