選球眼を養うために「ボール球を打つ」 最多安打を導いた“打てるゾーン”の作り方
打てないコースを削っていくことで“打てるゾーン”が完成していく
打てないと感じたコースを徐々に削っていくことで、自らの“打てるゾーン”が完成していく。もちろん、明らかなボール球を振りに行く必要はない。上下左右のコースで迷いのない状態を作っていくことが、選球眼を養っていく第一歩になる。
「バッティングセンターのマシンが壊れて、とんでもない球が来ることがありますよね? それって誰もがピクリともせずに見逃すと思います。打てないと体で分かってるからバットを振らない。その状態を試合の中でも作ることができれば。個人によってストライクゾーンは違うので、少々のボールでも打ちにいくことから始めたらいい。そうすれば得意なコースも見えてくるはずです」
ボールを見極める“待ちの姿勢”ではなく、まずは“攻めの姿勢”で自分自身のストライクゾーンを知る必要がありそうだ。
(橋本健吾 / Kengo Hashimoto)