“大学通算0安打”からプロ入り 中3で未来の自分へ記した「一流のプロ野球選手へ」
2015年9月に書いた第1日目は「一流のプロ野球選手へ」
実際に見せてもらうと、2015年の第1日目は「一流のプロ野球選手へ」と題し、こう綴られている。「僕の今の目標は、一流のプロ野球選手。正直、法彦や他のすごい選手を見比べてしまうが、負ける気はしない。だから、未来の是澤涼輔がこのノートを見返した時には、必ず夢を追い続けていてほしい。そして夢を叶えてほしい」。
「法彦」とは、中学時代に三重川越ヤングで同学年のチームメートだった田中法彦投手のこと。2018年ドラフト5位で広島に入団し、2020年には1軍で2試合に登板したが、2022年限りで戦力外通告を受け退団。今年から社会人野球のセガサミーでプレーすることを表明している。是澤は中学時代に田中を強く意識していたことがうかがえる。
中学時代から“野球ノート”をつけ続けているくらいだから、実直な性格なのだろう。西武にもそこを見込まれ、夢の扉の前に立つことができたと言える。「僕の目標は、“一流の”プロ野球選手になること。まだ育成ですし、これからだと思います」と決意を新たにした。本当に、この選手が一流になった時の姿を見てみたい。