入団テスト不合格の剛腕が社会人で現役続行 名将が16年ぶりに古巣へ…10日の球界去就

トレイ・ヒルマン氏、有原航平、高野圭佑(左から)【写真:盆子原浩二、Getty Images、荒川祐史】
トレイ・ヒルマン氏、有原航平、高野圭佑(左から)【写真:盆子原浩二、Getty Images、荒川祐史】

異次元補強を続けるソフトバンクに有原航平が新加入

 10日の日本球界では、大物“復帰”の一報が相次いだ。また阪神を戦力外となったあと、海をまたいで流浪の野球人生を送る右腕が、社会人野球で現役生活を続ける意向を示している。

 ソフトバンクは、レンジャーズ傘下からFAとなっていた有原航平投手の入団を発表した。新たな背番号は「17」。今オフは千賀滉大投手が海外FA権を行使してメッツへ移籍しており、日本ハム時代には6年間で60勝の実績がある有原は、先発ローテーションの一角として期待される。球団を通じて「世界一を目指す球団でプレーするチャンスを頂けて光栄です。優勝に貢献できるよう精一杯頑張ります。よろしくお願いします」とコメントした。

 日本ハムは、2006年に日本一に輝いた当時にチームの監督だったトレイ・ヒルマン氏とコンサルタント契約を結び、16年ぶりにチームへ復帰すると発表した。昨季はエンゼルスに所属していた。球団を通じて「私にとって『故郷』のような球団であるファイターズに帰ってくることができ、この上なく光栄です。ファイターズのさらなる発展のため、そしてファイターズファンのため、これまで培った経験と知識を惜しみなく注ぎ込みます」と喜びの言葉を発表している。

 また元阪神の高野圭佑投手は、自身のYouTubeを更新し、今季は社会人野球のエイジェックで現役続行する意向を明かした。2015年にロッテ入り、2019年途中に移籍した阪神で2020年オフに戦力外通告を受けた。NPB通算45試合登板、2勝0敗、防御率6.62。2021年は台湾・中信兄弟、昨季はルートインBCリーグの栃木でプレー。今オフは古巣ロッテの入団テストを受けたものの、契約には至らなかった。

(Full-Count編集部)

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