1軍出場ゼロで戦力外、甲子園沸かせた男も引退決断…HR王も生んだU18代表の“8年後”

巨人・岡本和真(左)と元DeNA・飯塚悟史【写真:荒川祐史】
巨人・岡本和真(左)と元DeNA・飯塚悟史【写真:荒川祐史】

岡本和真や高橋光成を擁した2014年の高校日本代表

 2014年に行われた「第10回 BFA 18Uアジア選手権」で準優勝した高校日本代表のメンバーたちは、多くがプロに羽ばたいていった。巨人の4番として活躍する岡本和真や、西武のエース高橋光成ら日本を代表する選手がいる一方で、すでに引退を決断した選手も。8年余りがたち、それぞれの道は大きく別れている。

 投手では、高橋や小島和哉(現ロッテ)がプロでも結果を残し、岸潤一郎(現西武)も外野手としてプロの門を叩き、2021年には100試合に出場した。一方で、新たな道に進んだ選手も。高卒でDeNAに入団した飯塚悟史は、2年目にプロ初勝利を挙げたが、ローテには定着できず。2021年オフに戦力外通告を受けて現役を引退した。球団職員に転身し、今年からはスコアラーを務める。

 野手では、大会で4番を務めた岡本が巨人にドラフト1位で入団した。4年目に頭角を現すと、2020、21年には本塁打王に輝いた。当時は捕手として活躍した栗原陵矢も、ソフトバンクの中心選手に成長しつつある。他にも淺間大基や岸田行倫、香月一也がNPBでのプレーを続けている。

 脇本直人は、健大高崎高の主軸として甲子園で活躍しロッテに入団したが、1軍出場はできずプロ3年目の2017年オフに戦力外に。1学年上の森友哉(現オリックス)らとともに大阪桐蔭高で甲子園にも出場した峯本匠(JFE東日本)と、敦賀気比の4番として夏の甲子園4強入りに導いた岡田耕太(JFE東日本)は、昨年末に引退を発表した。

 プロで大成した選手や、新たな人生へ進む選手……。2014年の高校球児の代表として選ばれた18人は、さまざまな道を歩んでいる。

(Full-Count編集部)

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