ヌートバー流パフォで侍J結束? ベンチで回す回す…通算703発男も実践した“ミル回し”

侍ジャパンに内定したラーズ・ヌートバー【写真:Getty Images】
侍ジャパンに内定したラーズ・ヌートバー【写真:Getty Images】

ヌートバーはカージナルスで“ミル回し”パフォーマンス

 3月に開催されるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場する野球日本代表「侍ジャパン」に内定したラーズ・ヌートバー外野手(カージナルス)。母親が日本人の25歳は昨季108試合出場し、打率.228、14本塁打、40打点。栗山英樹監督は「バランスがいい選手で、これからメジャーリーグを駆け上がっていく。勢いをつけてくれると信じている」と選考理由を語った。

 5回目を迎えるWBCで日系選手が日本代表入りするのは初めてだ。仮に2月の強化合宿から合流できても侍ジャパンでは1か月。どうチームに溶け込むかも重要だが、果たしてどんな手段が“正解”なのか。例えばヌートバーがカージナルスで行っていた「ペッパーミル」を使ったパフォーマンスはどうだろう。

 昨季中ヌートバーは同僚がタイムリーや本塁打などを放った際、ベンチ最前列でペッパーミルを回すパフォーマンスを披露。これがチーム内でバズり、通算703本塁打のレジェンド、プホルスも塁上などで同じパフォーマンスを見せていた。

 地元メディア「KMOV4」によると、このパフォーマンスは昨年7月に同僚アンドリュー・キズナー捕手が「Grinding at bats」とチーム打撃の重要性を訴えたことがきっかけ。オレたちの能力を出し切るぞ――。そんな意味合いを込め、ヌートバーはファンから贈られたペッパーミルを回し始めたという。このパフォーマンスは地元ファンにも大好評。「ベンチにヌートは欠かせない」「ヌートはチームの盛り上げ役だ」。ムードメーカーとして一定の評価も得るようにもなった。

 ヌートバーは14日(日本時間15日)にミズーリ州スプリングフィールドで行われた球団イベントに出席。サイン会では少女から渡されたペッパーミルに笑顔でペンを走らせた。日本球界では山川穂高内野手(西武)の「どすこい」、松田宣浩内野手(巨人)の「熱男」がすっかり定着しているが、ヌートバー流でチーム結束を図る。初めて日系選手がプレーする侍ジャパンで、そんなシーンが見られるかもしれない。

【実際の動画】能力を出しきれ! 侍Jヌートバーが回す回す…カージナルスでのパフォーマンス映像

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