実に6度のトレード経験“旅人”フランク・トーマス氏が死去 MLB286HR、93歳

メッツの初代メンバーだったフランク・トーマス氏が93歳で死去【写真:Getty Images】
メッツの初代メンバーだったフランク・トーマス氏が93歳で死去【写真:Getty Images】

通算1766試合出場で1671安打、286本塁打、962打点、打率.266

 1950年代から60年代にかけて活躍した元外野手のフランク・トーマス氏が亡くなった。93歳だった。現役時代に所属したメッツやパイレーツが発表。米最大の移籍情報サイト「MLBトレード・ルーマーズ」も伝えている。

 トーマス氏は1947年にパイレーツと契約し、1951年にメジャーデビュー。1953年には30本塁打を放ち、ルーマーズも「身長190センチ、体重90キロの右打ち外野手は、すぐさま優れた強打者としての地位を確立した」と振り返っている。オールスターに3度選出されており、1958年にはナ・リーグ2位の109打点をマークした。

 1959年にトレードでレッズに移籍。わずか1年の在籍で、1960年には再びトレードでカブスに加入した。ただすぐさまブレーブスにトレードされ、1962年にはリーグ拡大で発足したメッツ初代メンバーとなり、1962年にはチームトップの34本塁打を放った。その後もフィリーズ、アストロズ、ブレーブス、カブスでプレー。「ジャーニーマンとしての地位を確固たるものとした」と触れている。

 16年のメジャー人生で実に6度のトレードを経験。通算1766試合出場で1671安打、286本塁打、962打点、打率.266だった。

(Full-Count編集部)

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