WBC韓国代表は大谷翔平に「構える必要はない」 現役メジャーが攻略に“自信”の理由
パドレスでプレーしているキム・ハソンが日韓戦へ意気込み
3月に行われるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に参加する韓国代表は16日、ソウル市内に集合し、オリエンテーションと記者会見に臨んだ。パドレスのキム・ハソン内野手は会見に参加し「野球はビリが1等に勝てる競技」として、韓国の劣勢が伝えられる“日韓戦”勝利への強い意気込みを示した。
韓国は1次ラウンドで日本と同じプールBに入り、3月10日に両国が激突する。韓国紙「スポーツ東亜」は「相手国で行われる試合である上、日本はメジャーリーグで活躍する選手たちが多く含まれた強大な戦力を誇る。プレッシャーしかない状況だ」と試合に臨む韓国代表の心中を想像している。
ただキム・ハソンは「野球はビリが1等にも勝てる種目だ」とし「以前、先輩たちが米国と日本を破っている、今回の試合も勝てるように最善を尽くす」と口にしている。昨季はパドレスで150試合に出場して打率.251、11本塁打。ゴールドグラブ賞の最終候補にも残った。日本代表のダルビッシュ有投手の後ろを守った。
さらにキム・ハソンは韓国メディア「イーデイリー」のインタビューで、日本代表に選ばれているエンゼルス・大谷翔平投手との対戦について「ボールは丸いので、どうなるかわかりませんよ。大谷選手が、米国で良く投げ、打っていますけど、勝負には“変数”があります」と、何が起こるかわからないとしている。
2017年のWBCでは、韓国代表の最年少だったキム・ハソンは今や代表の中心選手だ。今季はメジャー3年目を迎える。その経験を元に「ましてWBCはメジャーのシーズン開幕前に行われる大会です。選手の体調も100パーセントとは言えないでしょう。『大谷だ』とあらかじめ構える必要はない。代表チームの選手たちがどれだけ体をしっかり作って臨むかが重要です」。地に足をつけて、注目の日韓戦に挑む。