イチロー氏が振り返るWBC決勝打「大ピンチでした」 最高の結果は「向き合ったから」
イチロー氏がインスタライブで等身大の姿「生きるということは悩むこと」
マリナーズの会長付特別補佐兼インストラクターを務めるイチロー氏が18日、初めて「インスタライブ」に出演し、寄せられた人生や恋愛の悩みに実体験を交えながら答えた。その中で「後から考えるとチャンスだった」ピンチを問われ、挙げたのが2009年の第2回WBC。「最後の打席は大ピンチでした」と、韓国との決勝戦を振り返った。
3-3の同点で延長10回、2死二、三塁。イチロー氏は韓国の守護神、イム・チャンヨンから中前に抜ける決勝打を放った。世界一を決める一打にイチロー氏は「最後があの結果というのは、それまで自分なりに困難に向き合ってきたからその結果が出たんだと。今はそう信じています。ずっと逃げっぱなしならその場面も来ない。待っていたら何にも来ない。つかみにいかないと」と、熱く参加者に向かって語り掛けた。
イチロー氏はこの日、午後8時からオリックスグループの公式アカウント「SMILE ON」に登場し「イチ問一答」と題したトークを展開。事前に寄せられた悩みは野球という枠を飛び出し、人生の軸を何に置くべきかというものから恋愛、さらに会社での人間関係と多岐にわたっている。クールなイメージとは裏腹に「生きるということは悩むこと」と、等身大の姿を見せていた。