繰り返した「雲泥の差」 今年35歳の柳田悠岐、不振を乗り越えオフに取り戻した自信
自主トレ公開で状態に自信「雲泥の差」
カメラの前に立つ表情に、充実感が漂う。昨年とは違った自分を見せられる自信があるからだ。ソフトバンクの柳田悠岐外野手が19日、広島・呉市で自主トレを公開。昨年と状態を比較し「雲泥の差」と表現した。
昨季は打率.275、24本塁打、79打点という成績で、規定打席に達したシーズンで打率3割を切ったのは自身初めてだった。左肩の故障などもあり苦しんだ中で、不振の要因を「体重増加、一番は多分そこだと思う」と振り返る。オフに入ると一定期間、固形物を摂取せずに内臓を休ませる「ファスティング」を行うなど、コンディションの良化に努めてきた。
この日はダッシュなど、屋内でメニューを消化した。軽快な動きを見せ「雲泥の差。そこは雲泥の差です」と昨年との差を強調した。体重の増減については「体重というか、動きとかも雲泥の差というか。体重というのではなくて、状態的に雲泥の差という感じです」。とにかく“雲泥の差”。それだけ現在の状態に手応えを感じている。
10月には35歳を迎える。3月に開催されるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は出場辞退したことを明かした。コンディションの重要性は年を追うごとに感じており「走ることもトレーニングも、しっかり追い込んでいきたいと思っています」。オフの取り組みが、シーズンの結果となって返ってくると信じている。「1年間フルで戦いたい気持ちで練習しています」と表情を引き締めていた。
(Full-Count編集部)