“ポスト坂本”も2軍スタート 超絶サバイバルの巨人…実力者加入で若手に厳しい現実
昨季50試合出場の中山礼都は2軍キャンプスタート…厳しい競争が待つ
巨人は21日、春季キャンプの振り分けを発表。1軍スタートは37人(投手17人、野手20人)で、復帰した長野久義やソフトバンクを退団して加入した松田宣浩ら多くのベテラン勢も入った。3年ぶりVへ向け、若手の厳しい立ち位置が浮き彫りになった格好だ。
新人で1軍スタートはドラ2の萩尾匡也、4位の門脇誠、5位の船迫大雅の3人。さらに楽天から現役ドラフトで移籍したオコエ瑠偉や育成では鈴木大和がただ一人1軍からスタートを切る。
しかし、内野では昨季50試合に出場し、“ポスト坂本”とも評される高卒3年目の中山礼都や、移籍3年目の廣岡大志らが2軍スタート。一昨年にブレークも昨季は伸び悩んだ松原聖弥も2軍キャンプから7年目を迎える。
捕手も侍ジャパン入りが内定した大城卓三ら“常連”3選手が1軍。高卒4年目の山瀬慎之助らは2軍から1軍昇格をうかがう。投手も畠世周や鍬原拓也、昨季初勝利を挙げた高卒5年目の直江大輔らが2軍発進となっている。
支配下57人、育成47人でスタートする今春のキャンプ。実績と実力を備えたベテラン、中堅選手を押しのけてブレークする選手は現れるか。“狭き門”をこじ開ける若手選手の台頭が期待される。
(Full-Count編集部)