エ軍フレッチャーが語るWBCイタリア代表への思い 「認知度を高め、楽しさを伝える」
フレッチャー兄弟はWBCイタリア代表に内定している
エンゼルスのデビッド・フレッチャー内野手は、弟でダイヤモンドバックスのドミニク・フレッチャー外野手とともに3月に開催されるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)のイタリア代表に内定している。この度初めて、母が育ったフィレンツェを訪れた2人は、イタリアのために戦う決意を新たにした。エンゼルス地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」が伝えた。
イタリアは決して野球が盛んな国ではないが、兄弟のWBCへの思いは強い。イタリア代表の内定選手が同国を訪れた際、米国カリフォルニア州サイプレス出身フレッチャー兄弟は初めて、「認知度を高め、野球の楽しさを伝える」ためにフィレンツェを訪れた。
いとこたちとも夕食をともにしたそうで、デビッドは「僕らは幼少期に母からイタリア語を教わった。時とともに少しずつ忘れてしまったとはいえ、僕らは今でもまずまずのイタリア語を話すから(イタリアの)親族と会話はできた」と、語った。
イタリア代表は1次ラウンドで台湾、オランダ、キューバ、パナマと同じプールAに入った。上位2チームに入れば、準々決勝で同僚のエンゼルス大谷翔平投手を擁する侍ジャパンと対戦する可能性もある。高校時代以来、再び“共闘”するフレッチャー兄弟が、イタリア代表を牽引していく。
(Full-Count編集部)