イチローの伝説打で世界一… 宿敵・韓国破った一撃がWBC“最高の試合”に選出
5万4868人を集めた一戦は「両国にとってラバーマッチのように」
3月に開催されるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)での侍ジャパンの世界一奪回に期待が高まっている。MLB公式が、WBCの最高の試合トップ10をランク付け。1位には、イチローが決勝打を放った2009年の日本対韓国戦が選ばれた。
2006年に始まったWBCは「数々の素晴らしいパフォーマンス、忘れられない逆転劇、衝撃的な番狂わせを見せてきた」とMLB公式が特集。そのトップが、2009年の第2回大会の決勝は日本と韓国の“ライバル対決”となった。ドジャースタジアムで5万4868人の観衆が見守る注目の一戦。「素晴らしい試合が行われた。2006年のWBCでは、日本が韓国を敗退させ、2008年の北京五輪準決勝では韓国が日本を破ったため、これは両国にとってラバーマッチ(決着をつける試合)のようになった」と説明する。
日本は9回裏、勝利まであと1アウトのところで、ダルビッシュ有ががイ・ボムホに同点適時打を打たれて試合は延長に入った。しかしイチローが10回2死、2ストライクからセンター前へヒットを打って決着。「イチローがヒーローとなり、日本がWBCで2連覇を達成した」と振り返った。
長年の時を経ても人々の記憶に刻まれるイチローの伝説の安打。今大会ではどのようなシーンが生まれるのだろうか。
(Full-Count編集部)