侍J大谷翔平に仰天の外野手プラン 栗山監督が三刀流構想を示唆「魂を信じてます」

侍ジャパン・大谷翔平【写真:荒川祐史】
侍ジャパン・大谷翔平【写真:荒川祐史】

外野手に負傷者続出なら「僕が行きますと言ってくれると思っちゃっている」

 野球日本代表「侍ジャパン」の栗山英樹監督は26日、侍ジャパン公認サポートキャプテンを務めるタレントの中居正広さんと都内で対談し、大谷翔平投手(エンゼルス)を外野手として起用する可能性を示唆した。今大会の外野手登録は5選手。外野手に負傷者が続出した場合にはDHを解除して外野のポジションに付かせる考えを披露した。

 大谷がメジャーで外野を守ったのは2021年。左翼で1試合、右翼で6試合に出場している。中居さんから「ライトでの起用は?」と問われた指揮官は間髪入れずに、こう答えた。

「最悪、全員怪我しちゃって、DHで翔平が入っている時。『翔平、悪い! 野手がいないから守ってくれ』ということは、たぶん僕が言うんじゃなくて、本人が『監督行きますよ』というパターンになるんだろうと。(緊急事態だと)選手は分かるので。怪我をしちゃって、外野手に誰もいなくなって、でも勝たないといけないと言うのは。これは僕が決めるのではなくて、選手の魂を信じています」

 NPB時代の2013、2014年には外野手として計62試合に出場。幅広い守備範囲に強肩を生かしたレーザービーム。当時、監督だった栗山監督は誰よりも実力を知っている。「彼の性格を考えたら、『僕が行きます』と言ってくれると思っちゃっているところはあります」と選手としての信頼を口にした。

侍ジャパン公認サポートキャプテン・中居正広さん(左)と栗山英樹監督【写真提供:テレビ朝日】
侍ジャパン公認サポートキャプテン・中居正広さん(左)と栗山英樹監督【写真提供:テレビ朝日】

 大谷の打順について、栗山監督は「大谷翔平の1番あります。もちろんあります」と言い切った。所属するエンゼルスにはWBC期間中の起用法について聞いている最中だという。「エンゼルスから答えをもらってないんですけど、二刀流の可能性を探りたいと思っています。三刀流までいってしまうと投げる方が難しくなるので。正直、DH枠は誰も使えないんだという前提で物事を考えている」と明かした。世界一奪回へ、まさかの外野手・大谷が繰り出されることはあるのだろうか。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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