イチロー氏の2025年米殿堂入りへの“懸念” 満票期待も「投票する記者の基準が…」

勝利や得点への貢献は突出しているとはいえないが「彼は芸術家」

 MLB公式サイトの「今後5年間の殿堂入り投票を予測」でもイチロー氏が選出された。さらに米スポーツ局「ESPN」の「あまりに早すぎる2024年(2025年、26年そして27年)殿堂入り予測」と題した記事でも、2025年の殿堂入り選手としてイチロー氏と、チームメートだったフェリックス・ヘルナンデスの名前が挙がった。

 同局は「イチローは(メジャーで)通算3089安打を放ったが、ある意味やや過大評価されている。通算のbWAR(勝利貢献度)「60.0」は、全米野球記者協会が選出する選手としてはこの25年間で最も低い部類だ。長打は少なかったし、選んだ四球の数も少なく、彼のOPS+(平均と比した時の得点への貢献を現す)は「107」で、MLBが黒人選手に門戸を開いた1947年以降に殿堂入りした選手の中では最も低い数字となる。彼の肩は素晴らしかったが、テレンス・ロングを三塁でアウトにしたあの送球以来、肩の強さが誇張されている」と厳しい見方もしている。

 それでも「だがそれでは、彼がメジャー入りする前に日本で7年間活躍、さらにまれな天才で、スラッガー中心の世界で芸術家だったという全体像を見失ってしまう。彼は首位打者を7度獲得し、年間安打記録を更新する262安打を放った。走塁に関しては抜きんでた存在で、守備ではほとんどミスがなかった。彼はイチローだったのだから! 私は、彼がマリアノ・リベラのように満票で選出されても驚かない」と期待した。

(Full-Count編集部)

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