“選抜優勝投手”は大成している? 野手転向、戦力外、メジャー挑戦と波乱万丈

王貞治、柴田勲…野手として開花した例も 中日・石川は続けるか

 2002年に報徳学園を2度目の選抜王者に導いた大谷智久投手は、ロッテで通算120ホールドを挙げた。2003年の広陵のエース・西村健太朗は巨人の守護神として活躍。2013年に最多セーブのタイトルを手にしている。2004年は創部2年目の済美が全国制覇。2年生エースだった福井優也は昨秋戦力外となり、独立リーグの福島へ身を投じた。

 2007年に常葉学園菊川を優勝に導いたDeNA・田中健二朗はトミー・ジョン手術を経て2021年に3年ぶりの1軍復帰。昨季は47試合に投げ、13ホールドを挙げるところまで復活した。

 2008年に沖縄尚学に2度目の優勝をもたらしたソフトバンク・東浜巨は2017年に最多勝を獲得。昨季はノーヒット・ノーランも達成した。2009年決勝で花巻東の菊池雄星に投げ勝った清峰・今村猛は広島で36セーブ、115ホールドをマークして2021年限りで現役引退した。

 浦和学院2年時の2013年、全5試合に先発して3完投の活躍を見せたロッテ・小島和哉は昨季、試練の時を迎えた。2021年に初の2桁となる10勝を挙げ、飛躍を期したものの昨季は3勝11敗。防御率は3.14で、勝ち運のなさに泣いた格好だ。3月のWBCを戦う日本代表入りを果たしたヤクルト・高橋奎二投手も、龍谷大平安2年だった2014年に4試合投げている。

 プロでは野手としてプレーする選手もいる。2015年大会で「4番・投手」として敦賀気比を優勝に導いた平沼翔太は日本ハムに野手として入団。2021途中に西武に移籍した。中日期待のスラッガー、石川昂弥内野手は、東邦のエースとして2019年大会で全5試合に登板。40回を投げ4失点の投球で選抜大会最多の5度目の優勝に導いた。

 過去には1957年優勝の早実・王貞治、1961年優勝の法政二・柴田勲が打者としてプロで才能を開花。1965年Vの岡山東商・平松政次は通算201勝をマークし、1998年春夏連覇の横浜・松坂大輔は日米通算170勝をマークしている。

(Full-Count編集部)

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