“火の玉ストレート”継承の右腕、背番号5に変更の4番 日本ハム新球場のスター候補

清宮幸太郎は昨季チーム最多18本塁打、野村佑希は背番号を「5」に変更

 高校通算111本塁打の歴代最多記録を引っ提げ、2017年ドラフト会議で6球団から1位指名を受けて日本ハムに入団した清宮幸太郎内野手。1年目から3年目までは毎年7本塁打を放ったが、2021年は1軍出場なしに終わった。しかし5年目の昨季は、129試合出場で自身初の規定打席に到達。打率は.219だったが、チーム最多でリーグ5位の18本塁打を記録した。新球場1年目での優勝を目標に掲げた今季は、さらに成長した姿を見せたい。

 花咲徳栄高では2年生の4番打者として夏の甲子園優勝を果たし、2018年ドラフト2位で入団した野村佑希内野手。昨季は93試合で打率.279、6本塁打をマーク、チーム最多の52試合で4番に座った。背番号を「24」から「5」に変えて臨む今季は「4番・三塁」でシーズンを通した活躍を見せたい。

 2020年ドラフト6位で地元の日本ハムに入団した今川優馬外野手。2021年にプロ初安打・初本塁打を地元・北海道で記録した。昨季は出場機会を大幅に増やし、97試合で打率.227、10本塁打39打点。プロ入り後もファイターズのファンクラブ会員を継続していることから「最強ファンクラブ会員」とも称されるチームの元気印は、目標とする20本塁打へキャンプからアピールなるか。

 抜群の身体能力が武器の万波中正外野手は2018年ドラフト4位で入団。昨季は1軍で100試合に出場し、自己最多の14本塁打を放った。打率.203で112三振と確実性に課題は残るが伸びしろは十分。今季は阪神から江越大賀外野手、ドラフト1位指名で二刀流・矢澤宏太投手が入団。し烈な外野手争いを勝ち取り、飛躍の1年にしたい。

「今年は優勝しか目指さない」と語った新庄監督。チームはFAで伏見、トレードで齋藤友貴哉投手、江越、山田遥楓内野手を獲得している。しかし、優勝するには生え抜き選手たちの活躍が必須。今シーズンはどの選手がブレークするのか。新球場で迎える2023シーズンに期待が高まる。

(「パ・リーグ インサイト」輿水佑一郎)

(記事提供:パ・リーグ インサイト

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY