巨人新助っ人が「夢を断るのは難しかった」 WBC代表辞退のロペス、日本での準備を優先
キューバからの亡命選手に開かれた門戸も…キャンプで最善尽くす
巨人は29日、都内のホテルで今季新入団する5人の新外国人選手の会見を行った。キューバ出身の剛腕、ヨアン・ロペス投手は、3月に行われるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)への出場を断ったと明かし「夢を断るのは難しかった」と心情を語った。
ロペスはメジャーで通算121試合の登板を誇る剛腕。米球界入りのために亡命したことで、これまではキューバ代表として国際大会を戦うことはできなかった。ただ今回のWBCでは、亡命選手の代表入りが認められ、ロペスにもチャンスがあったという。ただ、巨人でのシーズンに備えるため辞退したと米国のメディアで報じられていた。
会見でロペスはWBCへの出場を「自分の国を代表するチャンス」ととらえていたと語り「夢を断るのは難しかった」と当時の心情を語った。一方で、キャンプの最初から巨人に合流することを「初日からやることは自分の中では約束事。ジャイアンツでやることが楽しみ」と語り、最善の準備をしてシーズンを迎えるつもりだ。
(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)