最低3249億円の“高望み”でエ軍は身売り失敗? 米紙伝える…納得の金額提示なし
モレノオーナーの売却金額設定…最低25億ドルが高すぎた?
大谷翔平投手の所属するエンゼルスが23日(日本時間24日)に突然の「身売り撤回」を発表してから1週間になろうとしている。オーナーのアート・モレノ氏は、昨夏から続けてきた身売り作業を止めた理由を「やり残した仕事がある」としていたが、ここにきてその“裏側”が漏れ伝わってきた。
米全国紙「USAトゥデイ」でボブ・ナイチンゲール記者が伝えたところによると、売却撤回の理由は結局のところ「望んだ金額」を示す人物が現れなかったのが理由だという。
記事は「彼の興味を引くような金額の提示は一度もなかった」ことと「もし望むような金額を提示されていれば、話は変わっていたかもしれない」と指摘している。
モレノ氏は少なくともメジャーリーグの球団売却最高額となる25億ドル(約3248億8000万円)、できれば30億ドル(約3898億円)での売却を画策していた。さらにモレノ氏の友人の話として「アート・モレノが心変わりし、球団を売却しないことに決めたのは、驚きではなかった。彼は最近、少なくとも2026年までのエンゼルスの計画について話していたらしい」と伝えている。
エンゼルスには、今オフにFAとなる大谷との再契約をどうするのかという大きな課題がある。様々な見方がある中、身売り撤回は大谷の運命をどのように左右するだろうか。
(Full-Count編集部)