揺れるWBC韓国代表…離脱した大砲が「失望感が大きすぎる」 球団反対で消えた夢
手術した肘の状態は良好「何の問題もなかった」
3月に行われるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に参加する韓国代表から、現役メジャーリーガーのチェ・ジマン内野手(パイレーツ)が外れることになった。韓国野球委員会(KBO)が6日発表した。昨秋に受けた肘の手術に対し、所属するパイレーツがWBCへの出場を認めなかったもので、本人は「失望感、挫折感が大きい」とコメントしている。韓国メディア「NEWSIS」などが報じている。
「NEWSIS」の記事によれば、米国で調整中のチェ・ジマンはマネジメント会社を通じ取材対応。手術を受けた肘を含む現在の体調について「最近はライブバッティング(実戦を想定した打撃練習)まで進めるほどで、何の問題もなかった」と説明した。
今月中旬に、韓国代表が米国で開始する事前キャンプでの合流も視野に入れていたと言い「東京で開かれる第1ラウンドの日程に合わせて、体調を引き上げていた」と異常なしを強調している。
WBCに出場できないという決定は、所属のパイレーツが手術歴を理由に差し止めを申し入れ、大会組織委員会の審議で決まった。チェ・ジマンは「準備していたので、失望感が大きすぎる。心が痛い」と話した。これまで韓国代表入りしたことがなく「私の意思とは異なり。周辺の影響で代表チーム合流という夢が散った。次に機会が与えられれば、必ず夢を叶えたい」と思いを吐露。その上で「簡単ではないが、韓国の底力は凄い。きっといい成績を挙げるだろう」と、チームメートの善戦を期待した。
(Full-Count編集部)