早慶スターの進路決定　大阪桐蔭の元主将＆慶大エース左腕も…社会人名門が新人発表

慶大エース左腕・増居翔太はトヨタ自動車、早大・中川卓也は東京ガス入り

　東京六大学リーグで活躍した慶大や早大のスター選手たちの進路が続々と決定している。日本野球連盟（JABA）は7日、第77回JABA東京スポニチ大会に臨む各チームの新人・移籍選手一覧を発表。慶大のエース左腕、増居翔太投手はトヨタ自動車、大阪桐蔭高の元主将で早大の中川卓也内野手は東京ガスに進むことになった。

　増居は滋賀・彦根東高から慶大に進学。エース左腕として活躍し、プロ志望届も提出したが、NPB球団からの指名はなかった。トヨタ自動車では、慶大時代にバッテリーを組んだ1学年上の福井章吾捕手が活躍しており、名コンビの復活にも注目だ。

　トヨタ自動車は2016年の都市対抗で初優勝し、2022年には日本選手権で6度目の優勝を飾った。今年は増居のほか、大阪桐蔭高で甲子園の春夏連覇に貢献した宮崎仁斗外野手（立大）ら5選手が新たに加わるようだ。

　中川は大阪桐蔭高では主将として根尾昂投手（中日）や宮崎らを擁した最強世代を牽引した。早大では3年秋にはベストナインを受賞。プロ志望届を提出したが指名はなく、高校、大学に引き続き社会人野球でも名門の東京ガス入りとエリート街道を進んでいる。