大物並ぶ巨人の戦力外…苦渋の決断も 新天地へ続々、去就未定はついに山口俊だけ
勝俣翔貴が日本製鉄かずさマジック入り、山口俊は現役続行に意欲を見せる
2022年限りで巨人を戦力外、または自由契約となった選手たちの新天地が決まりつつある。7日には社会人野球の日本製鉄かずさマジックが、勝俣翔貴内野手の新加入を発表した。11選手は育成として再出発、4選手の新たな道が決まった中、現役続行にわずかな望みをかけている山口俊投手だけが去就未定となっている。
戦力外通告を受けたのは5選手だった。井納翔一は、合同トライアウトに参加したものの現役引退を決断し、ジャイアンツアカデミーのコーチに就任している。桜井俊貴は、同じく合同トライアウトを経て現役引退し、巨人のスカウトに転身した。八百板卓丸は、クラブチームのエフコムベースボールクラブ、勝俣は日本製鉄かずさマジックに加入し現役を続ける。
また、自由契約から育成選手として再出発を図る11選手には大物も含まれている。梶谷隆幸は2021年にDeNAから巨人にFAで加入したが、故障の影響で2021年は61試合出場、2022年は1軍出場なしに終わっていた。34歳にして育成契約からの復活を狙う。中川皓太は2021年には東京五輪を戦う侍ジャパンにも選ばれたが、2022年は故障の影響で1軍登板なしだった。
山口は1月8日に「まだまだ諦めずに頑張ります! もう1度奮い立たせます!」と自身のインスタグラムに投稿。すでに各球団の春季キャンプが始まっている中、“滑り込み”での現役続行を諦めていない。2020年には、阪神を構想外となった鳥谷敬内野手が、キャンプ終了後の3月に入ってロッテ入団が決定したケースもあり、動向に注目が集まっている。
(Full-Count編集部)