ハム新庄監督、1年目とは明らかに“変身” 初戦でいきなり「ベスト打順」のワケ

日本ハム・新庄剛志監督【写真:町田利衣】
日本ハム・新庄剛志監督【写真:町田利衣】

サムスンと今年初の対外試合を3-0で勝利した

 日本ハムは9日、サムスンと今年初の対外試合を行い3-0で勝利した。7投手が零封リレーを見せたが、新庄剛志監督に笑顔はなく「今年は全ての試合、どんな試合であろうが勝って、勝ち癖をつけて開幕まで全部勝つ。で、開幕のスタートダッシュに向けてやっていく」と語気を強めた。

 トライアウトと位置付け、多くの選手を起用しまくった昨年とは明らかに違った。紅白戦2試合を経て迎えた、対外試合初戦。「この打順がベスト、これでいきます」というメンバーを並べた。

 1番に俊足の五十幡、2番が指名打者で、中軸は松本剛、野村、清宮を据えた。昨年までを考えるとオーソドックスにも見える打順だが「どこのチームがああだとか、世間でこうだとか、1番バッターが足が速いとか、そういうのじゃない。いかに点を取るかっていう打順が今こうなっているだけであって、スタンダードとかはないです」と語った。

 この日は五十幡が2度先頭で出塁。4、5番で得点も奪った。「清宮君はセンター前が意外と多い。1、2、3番に足の速い走者がいるから、そこで1点取ることができたら。9番の江越くんは1番打者というか、足が速いから。初回に1番率が稼げる、必ず回ってくる松本くんというのは頭に入れています」と起用の意図を説明した。

「昨年みたいにコロコロ打順を変えるわけじゃない。昨年は探っていただけであって。シーズンに入ってあまり動くことはないかな」と新庄監督。“日本一宣言”をして挑む政権2年目は、明らかにこれまでと違っている。

【スタメン表】2年目新庄監督が対外試合初戦で組んだ「ベスト打順」

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