侍Jや米国も食われるかも…WBCに出場する「危険な存在」 脅威となる国は?
「MLBネットワーク」のジョン・モロシ記者がサプライズ候補を紹介
3月に行われる「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」には、世界20か国が出場する。第1回大会から連覇した日本代表・侍ジャパンや、前回王者の米国ら本命に注目が集まる一方で、波乱を巻き起こすかもしれない“大穴候補”も。米スポーツ局「MLBネットワーク」のジョン・モロシ記者がサプライズ候補を展望している。
侍ジャパンが入るプールBのダークホースに挙げたのはチェコ。「ダイヤモンドバックス(傘下)に所属するプロスペクトがいる。投手のボリス・ビチェルカだ」と紹介する。さらに相棒を務めることが予想される捕手のマーティン・セルベンカは、メッツとオリオールズの3Aでプレーした実績も踏まえ「米国でのプレー経験が豊富であることから、このチームのリーダー役を務めるだろう」と予想した。
米国やメキシコが入るプールCではコロンビアの名前を挙げ「私はこのチームを非常に注目している」と強調。同国での歴代メジャーリーガーは30人で、うち13人が昨季プレーしたと近年の躍進ぶりにも一目置く。ガーディアンズ傘下でプレーする20歳の遊撃手ダヤン・フリーアスらの存在に触れ「プールCで対戦するチームにとって、(コロンビアは)危険な存在だ」とみた。
台湾らが参加するプールAでは、エンゼルス右腕のハイメ・バリアがいるパナマに注目。プエルトリコやベネズエラ、ドミニカ共和国などが競う“死の組”プールDでは、ニカラグアを大穴とした上で「MLBでプレーした経験のある選手が選ばれるだろう」と見通した。波乱が起きやすい短期決戦。3大会ぶりの悲願を目指す侍ジャパンの戦いもさることながら、各国の動向からも目が離せない。
(Full-Count編集部)