「野球をやってきてよかった」「お金がどうとかいうより」 ダルビッシュの一問一答

6年契約に覚悟も「あまり先は考えずに」

――6年契約に向けての覚悟は。
「どこまでいけるかというのは分からないですし、最後の3年、4年というのは全く使い物にならないかもしれないですし。でもそこはあまり先は考えずに、本当に今までやってきたことを、去年のテンションでしっかり野球をやっていくということが大事だと思うので」

――契約延長の決め手などは?
「この契約を終わった後にどこか違うチームと契約するとなったとしても、自分は単身赴任という形を、やるとしたらですけど考えてましたので、サンディエゴに残れるのが一番いいというのは分かってますし、その中で自分が残るにはAAV(平均年俸)は下げなきゃいけないというところでいろいろあったんですけど、さっきも言ったように自分たちの家族の一番の優先事項というのが子どもたちの教育だったりとか、友人関係の安定とか、そこだと思うので。それをこういう形でパドレスがしっかり用意してくれたというか、こういうふうにしてくださいというふうにしてくれたことがすごく僕の中ではうれしいです。それでこの契約を選びました」

――若いころの野球に対する思いとこれから先の思いは違ったものか。
「そこまで若い時のことは覚えてないですけど、ただ今は日々パドレスが自分に給料を払ってくださっているので、自分としてもプロとしてそれに応えたいということでやってきてますので、さっきも言ったように一日一日しっかり全うしていきたいということです」

――チームとしてワールドチャンピオン目指すと思うが、そこへの思いは。
「もちろん、それはみんなそれを狙って皆さん契約していると思うので、ちゃんと自分もその一員になれるようにやっていきたいと思います」

――この契約延長前に考えていた自身のキャリアと、これから考えていることは?
「契約の前は、オフシーズンに入ったくらいにAJが僕たちにコンタクトをしてくれて。大体1年とか2年とかそういう話だったんですけど。1月の半ばに僕がブルペンを投げているときに、AJがそれを見ていて。ブルペンで投げた直後に『あと4年投げられるか』ということを言ってきてくれて、自分は全く考えてなかった。正直分からないとは言ってんですけど、そこからどんどん話がいって、そこで自分がどんどん信頼を感じたので。もともとは何も考えてなかったけど、だんだんその気になっていったという感じですね」

――家族の反応は?
「決まって、昨日とかもおめでとうって言っていただきましたけど。基本的に妻は年数とか、お金がどうとかっていうよりは、自分ができるのかというか、気持ち的にというところをすごく心配してくれていたんですけど。先を見ずにやっていきたいということで。15歳の息子に最初この契約をいただいたときにどう思うかって言った時に、『ほんとにパドレスこんなにするの』って言われて、『俺、当事者やからそんなこと言うのやめてくれ』って言ったんですけど。本人がこの契約を取るかっていうのを聞いたときに『取る』って言ったので自分たちはそれを決めました」

(Full-Count編集部)

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