侍ジャパンからは大谷翔平だけ…WBC事前ベストナイン選出、メジャーの高い“壁”

韓国代表のイ・ジョンフ、日本代表・大谷翔平、ドミニカ共和国代表のブラディミール・ゲレーロJr.(左から)【写真:Getty Images、荒川祐史、ロイター】
韓国代表のイ・ジョンフ、日本代表・大谷翔平、ドミニカ共和国代表のブラディミール・ゲレーロJr.(左から)【写真:Getty Images、荒川祐史、ロイター】

日本は2番手格が多い? 村上やダルビッシュには「特別賞」

 2017年以来6年ぶりの開催となるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)を前に、MLB公式サイトは“事前ベストナイン”を発表した。ただ日本代表からこの中に入ったのは、「二刀流」部門でエンゼルスの大谷翔平投手だけ。メジャーリーグのスターが揃うという“壁”の高さを感じさせられる結果となっている。

 9日(日本時間10日)に各国の最終ロースターが確定したのを受け「WBCで各ポジション最高の選手」という記事でまとめられている。野手では捕手がJT・リアルミュート(米国)、一塁手がフレディ・フリーマン(カナダ)、二塁手がホセ・アルトゥーベ(ベネズエラ)、三塁手がマニー・マチャド(ドミニカ共和国)、遊撃にザンダー・ボガーツ(オランダ)と、各国に散ったスター選手が並ぶ。

 外野手では米国のマイク・トラウト、ムーキー・ベッツの他に、韓国代表のイ・ジョンフが入った。今季終了後にポスティングを利用してのメジャー挑戦を球団に認められており「イ・ジョンフは今年のWBCで、(トラウトとベッツを除く)外野手の中でベストではないかもしれない。しかしながら、今大会屈指の興味深い選手だ。WBCは国際的な舞台であり、イ・ジョンフはより広い野球の世界に名前を知らしめることができるだろう」と活躍が期待されている。

 指名打者には2021年に大谷と本塁打王を争ったブラディミール・ゲレーロJr.(ドミニカ共和国)が挙げられ、大谷は「二刀流」部門で名前が挙がった。「オオタニはユニコーンで、唯一無二の存在。彼のような選手を我々は1度も見たことがない。今年のWBCでオオタニが日本代表として戦う姿を見るのは、この上なくエキサイティングだ」と、初出場で何を見せてくれるかという期待感十分の紹介のされ方だ。

 日本の主砲、村上宗隆内野手は三塁手部門で「特別賞」を受けた。また先発投手部門でも、「最高」とされたサンディ・アルカンタラ(ドミニカ共和国)に次ぐ特別賞にはダルビッシュ有、佐々木朗希、山本由伸と日本の投手がズラリ。侍ジャパンの各選手は、2番手クラスという評価を覆せるだろうか。

(Full-Count編集部)

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