322億円投じたレンドンは「過小評価されている」 エ軍GMが“復活”確信する理由
怪我続きで稼働できていないレンドンがチーム上昇のカギ
エンゼルスのアンソニー・レンドン内野手は、2020年に7年総額2億4500万ドル(約322億円)という巨額契約で加入したものの、この2年は怪我続きで満足のいくシーズンを送れていない。ただエンゼルスのペリー・ミナシアンGMは今も「球界で最も過小評価されている選手の1人」と、チームの上昇に欠かせない存在との見方を崩していない。
米スポーツ局「MLBネットワーク」の番組に出演して語ったもの。司会の「レンドンは2年間健康を維持できていない。トラウトとレンドンがそれぞれ130試合あまり出場することが(チームの上昇に)不可欠だと思うか?」という質問に対して答えたもの。
ミナシアンGMは「2人とも素晴らしい選手だ。彼らがプレーしているときは、我々は非常に素晴らしいチームだ。もちろん過去2年間より、出場試合はもっと増えてほしいと願っている」と話した。2014年以来となるプレーオフ進出には、2人の力が不可欠だという立場だ。
さらに「アンソニー(・レンドン)とはオフシーズンの間話し合っている。調子がいいようだし、ウエートトレーニングを行っているようだ。手首の状態もいいみたいだし。私がカムバック賞を選ぶとしたら、彼になる。球界で最も過小評価されている選手の1人だ。我々には彼が必要だし、チームにとって大きなカギ。ロッカールームでも意見を言う存在で、それは周囲が彼を尊敬していることの表れだ」と、存在感を含めてレンドンを高く評価していると明かした。
レンドンは昨季47試合に出場して打率.229、5本塁打。2021年も58試合で.240、6本塁打に終わった。ただナショナルズ時代の2019年には34本塁打、126打点を記録しナ・リーグ打点王に輝いている。値段通りの働きを見せ、エンゼルスをプレーオフに導くことができるだろうか。
(Full-Count編集部)