「日ハム時代は中軸を打つしかなかった」 専門家が提言、鷹・近藤健介に“最適”の打順

実現の鍵を握る4番候補の新外国人、WBCでも選択肢の1つに

「2番に近藤、3番に柳田、4番に新外国人選手がハマってくれれば、最高ではないでしょうか」と野口氏は見る。春季キャンプでは、190センチ、111キロの巨体を誇る右打ちの新外国人コートニー・ホーキンス外野手が連日、フリー打撃やシート打撃で特大の柵越えを披露している。「遠くへ飛ばすパワーは間違いなくある。それだけでも相手にとっては脅威ですが、あとは変化球、特に落ちる球に対応できるかどうか」と野口氏は今後のポイントを挙げる。

 さらに「こればかりは、シート打撃や紅白戦だけでなく、対外試合を見てみないと何とも言えません。新外国人選手はオープン戦で内角攻めや変化球攻めをされ、対応力を試されることが多いので、注目したいですね」と語る。4番が固まるかどうかは、“2番・近藤”実現の可否にも関わってくる。

 また、2番・近藤はWBCでも選択肢の1つになりそうだ。野口氏は「本職が同じ左翼の吉田正尚(外野手=レッドソックス)が選出されたことで、近藤の立場は難しくなりました。主に代打要員として起用されることになるかもしれない」とした上で、それでも「1番に(ラーズ・)ヌートバー(外野手=カージナルス)、2番に近藤の並びも捨てがたい」と言うのだ。

 過去に最高出塁率のタイトルを2度(2019、2020年)獲得し、毎年コンスタントに4割以上をマークしてきた“出塁おばけ”近藤から今年1年、目が離せない。

(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY