WBC米国代表は「どんな球が来るか全部わかる」　ライバル率いる最強捕手の「隠し技」

プエルトリコ代表のモリーナ監督と、米国代表のウェインライトは盟友

　3月に開催されるワールド・ベースボール・クラシック（WBC）で最も注目を集めているのが、史上最強との呼び声高い米国代表だろう。一方で、ライバル国たちもどうやって攻略するか対策を練っているに違いない。かつて最強捕手と呼ばれ、今大会ではプエルトリコ代表を率いるヤディアー・モリーナ監督も「隠し技」を持っているという。

　WBC公式ツイッターは、「モリーナ監督は、もし米国代表と対戦するとしたら、いくつか隠し技を持っているかもしれない」と、MLB公式サイトのカージナルス番記者ジョン・デントン氏の投稿を紹介している。米国代表でカージナルスのアダム・ウェインライトは、昨年限りで引退したモリーナと、328試合先発＆213勝のバッテリー記録を樹立。この2人が“舌戦”を繰り広げている。

　ウェインライトが「WBCでプエルトリコ相手に投げるのが待ち遠しい」とジョークを言うと、モリーナは「そうかい、私はどんな球が来るか全部わかるだろうけどね」と返したという。プールCの米国とプールDのプエルトリコは、早ければ準々決勝で激突する可能性があり、もしウェインライトが先発すれば、投げる球はすべてお見通しというわけだ。

　監督と選手の立場とはいえ、メジャーの歴史に名前を残した2人の対戦は、ファンには堪らない瞬間になりそうだ。「カージナルス選手同士の戦い」「これは見なきゃ」「最高なにこれ」「プエルトリコは準備万端！」と、楽しみにするコメントが寄せられている。試合前、試合後にもどんなやりとりがあるのか、目が離せない。

（Full-Count編集部）