菊池雄星は先発争い「有利」も… 「辛抱することは望めない」過酷なチーム事情
菊地は昨季途中、先発から救援に転向した
ブルージェイズの菊池雄星投手は、メジャー5年目を迎える。スプリングトレーニングを前に、MLB公式が各チームの展望を掲載。菊池については「先発5番手」を争う1人に挙げた。
記事では、先発5番手の役割は競争が激しいことを予想。「契約内容と上向く可能性からしてキクチが有利かもしれない」としているものの「ミッチ・ホワイト、開幕日までにチームが加えるかもしれない選手たちにもチャンスがある。キクチについてはチームがものすごく辛抱することは望めないし、シーズン半ばにはリュ・ヒョンジンがトミー・ジョン手術から復帰する可能性がある。そして傘下No.1有望株のリッキー・ティーデマンも昇格間近なため、このチームの先発5番手は今年色々な顔を持つかもしれない」とみている。
菊地は昨季、シーズン途中に先発から救援に転向。32試合の登板で6勝7敗、防御率2.14だった。メジャーでは2021年の7勝が最多となっているが、今季はそれを上回る活躍ができるだろうか。
大谷翔平投手の所属するエンゼルスは「先発ローテ6人目は誰?」と“最後の1枠”が争点に。また藤浪晋太郎投手が加入したアスレチックスは「先発ローテをどう組む?」として、開幕投手どころか「どの先発投手5人でキャンプを終えるかさえ分からない」と激戦模様。左腕3人、右腕5人の候補の中に藤浪の名前を挙げ「どんなローテーションになるかは、スプリングトレーニングでの出来次第になる可能性が大きい」と分析した。
(Full-Count編集部)