トラウト、WBCで大谷翔平討ちへ「秘訣なんてない」 残留には「全力を尽くすさ」
「今年勝つことが大切。プレーオフに出ることで大きな違いになる」
エンゼルスのマイク・トラウト外野手が15日(日本時間16日)、米アリゾナ州テンピで取材に応じた。今季終了後にFAとなる大谷翔平投手を「残すために何でもする」と宣言し、ともに出場する3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)での“大谷対策”について答えた。
大谷の残留のために「間違いなく自分は全力を尽くすさ。彼とは素晴らしい関係を築いてきた。グラウンド上での彼は当然ながら素晴らしいが、チームメートとしても友人としても素晴らしい」とトラウト。さらに水原一平通訳への信頼も厚く「イッペイをこのグループから外すわけにはいかない。彼(オオタニ)はものすごいスーパースターなのに、全員に敬意をもって接する」と話した。
そのためにも、勝利が必須だ。「今年勝つことが大切なんだ。勝ってプレーオフに出ることで大きな違いになる。我々が(強豪と)競い合うためにここにいるということが、ショウヘイの頭の片隅に残ることは間違いない」と力を込めた。
自身のFAイヤーを踏まえて「自分にとって正しいと思うことをしなければならない。アナハイムに残ることが正しい動きだと感じるなら、そうすべきだ。彼がそうではないと感じるなら、私は彼が残るよう全力を尽くす。彼はじっくり考えなくてはいけない。彼にとって大きな決断だ。おそらくは人生で一番大きな決断だ。残っても、これは言いたくないが彼がもし去っても、彼にとっては新しい人たちや新しいチームメートと会うという、これまでと違うものになる。だがさっき言ったように、彼をここに残すために自分は全力を尽くす」と話した。
米国代表の主将を務めるWBCでは、侍ジャパンと対戦する可能性もある。「彼は日本代表だから何となく近寄らないようにしているんだけどね」と笑ったトラウトは、投手・大谷から安打を打つ秘訣を問われると「秘訣なんてないさ」と話して、周囲を爆笑に包んだ。“同僚対決”が実現するかにも、注目が集まる。
(Full-Count編集部)