最強侍ジャパンに「問題を引き起こすかも」 プールB首位評価も…米メディアが突く“弱点”

侍ジャパン・栗山英樹監督【写真:荒川祐史】
侍ジャパン・栗山英樹監督【写真:荒川祐史】

メジャー組参戦で高い前評判「プールBの首位になることが有力視」

 いよいよ3月にワールド・ベースボール・クラシック(WBC)が開幕する。大谷翔平投手やダルビッシュ有投手らが参戦する侍ジャパンは“史上最強”とも目されているが、ニューヨークのスポーツ専門メディア「mets merized online.com」が日本の“弱点”を挙げた。

 大谷だけでなく、鈴木誠也外野手、吉田正尚外野手、ラーズ・ヌートバー外野手も参戦。「(1次ラウンドの)プールBの首位になることが有力視されている」と前評判も高い。「ラインアップは、この大会の他のどのチームとも競えるような構成だ。2021年ア・リーグMVP、2022年MVP投票で2位のオオタニは、今大会最大のスターだ」と評価されている。

 記事ではヌートバーが中堅、鈴木が右翼と予想。ヌートバーは選球眼が良く、守備力も高いため、大きな力になるとみられている。鈴木も「2022年、カブスでのルーキーシーズンに、コンタクトとパワーの両方の能力を示した」と期待は高い。さらに「これ以外の選手では、ヨシダとムラカミ(村上宗隆内野手)だ。両選手とも、過去数年間、NPBでプレーしながら、驚異的なパワーを発揮してきた」と注目した。

 ローテーションについては大谷がおり、ダルビッシュについても「(過去のWBCでの)経験は3月の侍ジャパンにも非常に大きな影響を与えるだろう。そして、現在36歳の彼がまだ十分すぎるほど有能であることは言うまでもない」という。

 一方で、ブルペン陣には「全員が27歳以下であることに目が行く。国際試合での経験も多くなく、MLB選手もいない。このことが栗山監督に、特にノックアウトステージで問題を引き起こすかもしれない」と唯一の懸念材料とした。

 その中でも、大抜擢となった宇田川優希投手については「24歳の彼は鍵を握る救援投手として、今後長きに渡り活躍する可能性を秘めている」と注目。若きブルペン陣は世界にどのような投球を見せてくれるのだろうか。

(Full-Count編集部)

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