ダルビッシュの気遣いで「楽になれました」 悩めるオリ宇田川を救った“金言”

ライブBPに登板した侍ジャパン・宇田川優希【写真:小林靖】
ライブBPに登板した侍ジャパン・宇田川優希【写真:小林靖】

オリックス宇田川優希がライブBPに登板「自分らしさは出た」

 野球日本代表「侍ジャパン」の宇田川優希投手(オリックス)が21日、宮崎キャンプ第2クールで実戦形式の打撃練習・ライブBPに登板した。昨年途中まで育成だった24歳は当初チームになじめなかったというが、ダルビッシュ有投手(パドレス)からの“金言”で「楽になれました」と明言。大先輩の心遣いに感謝した。

 初の侍入りで“苦戦”していた宇田川が“雲の上の人”であるダルビッシュと言葉を交わしたのは19日の第1クール最終日。トレーニングルームで「色々言われているかもしれないけれど、あまり自分を痛めすぎずに、自分に優しくでいいから」と声を掛けられた。

 さらに所属球団から厳命されていた減量の方法についても「いきなり食事量を減らすと筋肉が減ってパフォーマンスも下がる」とアドバイスを受けた。日米通算188勝右腕の金言に「ちょっと楽になれました」と感謝する。

 当初はなじめなかったチームにも溶け込みはじめた。他の選手たちが「スーパースターすぎてうまく喋れなかった」というが、「みなさんが気を使って話しかけてくれて、結構慣れました」とうなずく。“宇田川会”と化した20日の投手会でも「自分を出せて楽しめました」。この日のライブBP前には、前回は見逃したダルビッシュのブルペン投球も見学。「力強さが半端なかった。すごいと思った」と目を輝かせた。

 ライブBPではやや制球のバラツキもあったが、「もともと荒れるタイプ。構えたところに力強い球が出た。自分らしさは出たと思う」と力を込めた。ダルビッシュら周囲の助けを得て、“シンデレラ右腕”が上昇気流を描き始めた。

(Full-Count編集部)

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