170キロ右腕の“ロケット”剛速球は「屈指のえげつなさ」 同僚も驚愕「特別な球」
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ベン・ジョイスはライブBPで160キロ超の剛速球を連発した
エンゼルスのスプリングトレーニングに招待選手として参加している、傘下2Aロケットシティのベン・ジョイス投手の剛速球に同僚たちも驚きを隠せなかった。20日(日本時間21日)のライブBPで100~101マイル(約161キロから162.5キロ)を連発。エンゼルス地元紙「ロサンゼルス・デイリー・ニュース」も、打者が「彼の球は屈指のえげつなさだ」などとコメントしたことを報じた。
打席に立ったのは、アンドリュー・ベラスケス内野手。21日(同22日)に「彼は今すぐにでもメジャーに昇格できる。彼の球は屈指のえげつなさだ。その上、彼は球がどこに行くか、そしてその使い方も分かっている」「最初のライブBP(実戦形式の打撃練習)で100マイルを投げた。それが何を意味するか? 彼がメジャーの球場で抑えを務めたら、または重要なイニングで投げたら何をしてくれるだろうか」と興奮を隠せなかった。
テネシー大在学時の昨年5月に105.5マイル(約169.8キロ)をマークし、昨年ドラフト3巡目(全体89位)で入団したジョイスは、昨季は2Aで13試合登板(先発なし)して1勝0敗1セーブ、4ホールド、防御率2.08。オフには変化球習得に励み、ローガン・オーハッピー捕手も「昨年よりかなりよくなり、ピンポイントの制球ができている。特別な球を持っている」と成長を認めた。
こちらもライブBPの打席に立ったマイケル・ステファニック内野手は「彼は大柄(約196センチ、102キロ)で威圧感がある。打者に挑んでくる。すべての球が速い。非常にいい球を投げる。キャンプでメジャーの打者相手に通用するかが楽しみ」と話した。
「日々新しいことを学んでいる気分。少しでも有利になれるように、機会があるたびにデータ解析部門の人たちと話している。かなりの情報量だが、すべて吸収する姿勢でいる」と意欲を示したジョイス。メジャーデビューに向けて貴重な時間を過ごしているようだ。
(Full-Count編集部)
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