宇田川会に参加して「考え広がった」　侍の守護神候補が実感「こんなに違うんだ」

クローザー候補の大勢、様々な選手から考え方を吸収

　野球日本代表「侍ジャパン」の大勢投手（巨人）が22日、宮崎キャンプでブルペン入りした。ルーキーイヤーに一気にブレークした右腕は、チームメートの投手陣から様々なことを吸収する日々。20日の休養日に投手陣全員で開催した“宇田川会”では、千差万別の考えに触れて「考えが広がった」と明かした。

　普段のシーズンでは敵でも、この時ばかりは頼りになる先輩や後輩に。この日は、同じく侍守護神候補の栗林良吏投手（広島）とともにブルペン入り。先輩右腕の姿に「横で見させてもらって、トラックマンとかデータを見ても再現性がすごくて。どの球種もほとんど同じように投げられていたので改めてすごいなと思った」と目を見張った。

　宇田川会でも、有意義な意見交換が行われた様子。大勢は「投手会でも『ルーティン』の話になって、いろんな人の話が聞けて、こんだけ違うんだなとわかった」と振り返った。マウンドへの臨み方はさまざま。それぞれに合ったやり方や考え方を聞き、自らの肥やしとした。

　栗林らとともにクローザーを誰が務めるかに注目が集まるが、大勢自身は「抑えのこだわりは現時点でない」ときっぱり。26日にはソフトバンクとの強化試合に登板する予定で「一球一球、やりたいことっていうのが明確になっている」と手応えものぞかせた。

（Full-Count編集部）