連続4強も…WBCオランダ代表、韓国の“弱小球団”に連敗 バレンティン出場も厳しい結果
バレンティンは2試合に「3番・DH」で出場、日本へ凱旋なるか
6年ぶりに行われるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に参加するオランダ代表は、米アリゾナ州でキャンプを行っている。ここで韓国プロ野球のチームと練習試合の後、1次ラウンドが行われる台湾へ移動する予定だ。ただ現在まで、ハンファに1-4、4-15と連敗中。激戦が予想されるプールAで、どのような成績を残すだろうか。
ハンファは韓国プロ野球で、3年連続の最下位と低迷が続くチーム。オランダ代表にはまだザンダー・ボガーツ内野手(パドレス)ら現役メジャー選手が合流していないものの、日本でもおなじみのウラディミール・バレンティン外野手(元ソフトバンク)や、エンゼルスなどでメジャー通算1225試合に出場したアンドレルトン・シモンズ内野手など実績豊富なメンバーも出場しての結果だ。バレンティンは2試合とも「3番・DH」で出場し計7打数1安打に終わっている。
オランダは2013年、2017年とWBCで2大会連続4強進出を果たしている強豪。ヤクルトとロッテでプレーしたヘンスリー・ミューレン監督が指揮を執り、楽天でも活躍したアンドリュー・ジョーンズもコーチに名を連ねている。
ナショナルズや韓国プロ野球のKIAでプレーし、練習試合には「4番・中堅」で出場したロジャー・バーナディナ外野手は、「スポーツ朝鮮」など韓国メディアの取材に応じ「今大会は8強が目標だ。オランダは今大会に大きな期待をかけている。選手がみな、心を一つに戦っている。WBCへ出て強いチームに勝つためには、1つになって力を見せなければならない」と話している。
台湾・台中で行われる1次ラウンドプールBはオランダの他にも地元台湾、キューバ、イタリア、パナマが参加し、上位2チームが東京ドームで行われる準々決勝に進出する。今大会からがらりとモデルチェンジする阪神似の縦縞ユニホームを、日本で披露することはできるだろうか。