“控え組”でも…溢れた「スタメンで、の思い」 侍Jの初陣、専門家が絶賛した2人

短期決戦で「岡本、近藤といった選手の役割は重要になってくる」

 今大会のメンバー30人中、投手は15人。捕手の3人を除くと内外野の枠を12人で補う必要がある。少数で臨む国際大会では、個々が1ポジションだけではなく複数ポジションを守る“献身性”が求められる。

 岡本も一塁、左翼でノックを受けるなど準備を行い、近藤も本戦では代打での起用も十分にある。現状では“控え組”としてチームを支える可能性が高い。それでも「栗山監督もサインを出すことよりも、ゲームで力を発揮できる気配りなど、そこを重点的にやっていると思います。個々の役割が変わることは選手も覚悟の上でこの舞台にきている」と、心配する必要はないという。

 短期決戦では、調子が上がらない選手についてはある程度のラインで別の選手と入れ替える必要も出てくる。それだけに「岡本、近藤といった選手の役割は重要になってくる。練習試合でも結果を残したのは頼もしい限り。本戦でもこの調子を維持してほしい」と新井氏は期待を込める。

 3月9日に実施される中国との初戦まで強化試合は残り5試合。メジャー組が合流して起きる“化学反応”も気になるところで、個性豊かな選手を預かる栗山英樹監督の起用法も注目される。

(橋本健吾 / Kengo Hashimoto)

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