大谷翔平は「自分で配球を決める」 捕手へ自らサイン伝達、登板日は“支配者”に?
投手からサイン送信する電子機器「ピッチコム」をテスト中、公式戦で導入
エンゼルス・大谷翔平投手が“支配者”となりそうだ。スプリングトレーニングでは投手からサイン伝達する電子機器「ピッチコム」をテスト中。ブルペンでは若手捕手のオハッピーに対して自ら投げる球を決めている。フィル・ネビン監督は「ショウは自分で配球することを好む。最終的には投手が配球を決めることになる。スピードアップできるといいし、内野手も捕手のサインを見なくても球種がわかる」と期待を込めた。
大谷は左上腕に黒い電子機器が付いたアームバンドを巻き付け、投球間にさりげなく操作。投げる球種やコースを伝えている。これまでは捕手のサインで配球を決めていたが、ネビン監督は「最終的には彼の投げたい球が頭にあって、その球を投げる流れだ」と指摘。今季から投球間に時間制限が設けられるだけに、有効な手段となりそうだ。
電子機器「ピッチコム」は昨季から導入されたが、捕手から投手へ送られるものに限定されていた。米メディアによると、投手からのサイン送信に関しては今春のオープン戦でテスト。その後レギュラーシーズンで使用を認めるか判断するという。正式に認められれば、登板日の大谷はまさにゲームを支配する選手となりそうだ。
(Full-Count編集部)