ダルビッシュの実戦練習に鷹ナインぞろぞろ集結 異例の大観衆登板で万全32球
安打性の当たりは2本、侍同僚相手に万全の調整ぶりを披露
野球日本代表「侍ジャパン」のダルビッシュ有投手(パドレス)が26日、「カーネクスト侍ジャパンシリーズ2023 宮崎」のソフトバンク戦(ひなたサンマリンスタジアム宮崎)を前に、実戦形式の打撃練習・ライブBPに登板した。観客席が埋まった状態での異例の練習に、ファンの視線が注がれた。
貴重な機会に、ソフトバンクナインも集結。ぞろぞろとバックネット裏に移動し、メジャー右腕の球質や軌道を凝視した。
源田壮亮内野手、山川穂高内野手(ともに西武)、甲斐拓也捕手(ソフトバンク)、大城卓三捕手(巨人)、中村悠平捕手(ヤクルト)の5人と対戦。中村の頭部付近にボールがいった際には苦笑い。計32球を投げて安打性の当たりは3本だった。
ダルビッシュは21日以来、2度目のライブBP。前回は打者5人と対戦し、村上宗隆内野手(ヤクルト)からバックスクリーンに一発を浴びていた。ルール上、MLB組は3月6日の阪神戦(京セラドーム大阪)以降にしか実戦に出場できないため、実戦形式で感覚を保っていく。
21日も球場にはファンがいたが、キャンプ中開放していたのは内野席のみ。大勢の観客の前でダルビッシュが登板するのはこの日が初めてだった。前日25日から、マスクを着用しての声出し応援も解禁。球場からは大歓声が起こった。