大谷翔平、WBCで投球間隔を“制限”か 新ルールの自主練習…指揮官「重要性を理解」
3月1日のアスレチックス戦では2イニングを投げる予定
エンゼルスの大谷翔平投手は28日(日本時間3月1日)の敵地・アスレチックスとのオープン戦で今季初登板に臨む。3月のワールド・ベースボール・クラシック開幕前は最初で最後の調整登板。2イニングを投げる予定だ。
メジャーでは今季から投球間の時間制限「ピッチクロック」が導入される。走者なしで15秒、走者ありで20秒以内に投球しないと1ボールとなる。大リーグ公式サイトのデータサイト「ベースボール・サバント」によると、大谷は昨季走者なし21.7秒、走者ありで26.9秒と大幅に超過していたが、ネビン監督は対応できていると語った。「ショーは心配していたが、オフに取り組んだ。彼のテンポを理解している。WBCに出場して、3、4回を投げる時に(ピッチクロックを)意識しながら投げるだろう。彼は重要性を理解している」。
これまでは投球間に投手と打者の心理戦、駆け引きがあった。「もし私が打席に立っていて、ノーラン・ライアンがマウンドで間合いをとっていたら、『次に何をやるんだろう?』と思うだろう。ショウヘイにも、そのような存在感がある。打者が居心地が悪いと感じる時間が少なくなれば、結果に多少は影響するだろう。マウンドでは威圧的だ。(ピッチクロックによって)それがなくなる訳ではないが、影響はするだろう」と指摘した。果たして、ピッチクロックは投手・大谷にどのような影響を与えるのだろうか。
(小谷真弥 / Masaya Kotani)