イチローに似てる?…まねた23歳有望株 “日本風”を指揮官も絶賛「活躍が楽しみ」
アディソン・バーガーはイチロー氏に憧れて幼少時に左打ちに取り組んだ
メジャー通算3089安打を放ったイチロー氏の打撃フォームを模倣した23歳のプロスペクトが注目を集めている。自身初めてメジャーキャンプに参加しているブルージェイズのアディソン・バーガー内野手は、子どもの頃にイチロー氏に憧れて右打ちから左打ちに変更。投手側の足を高く上げる打撃フォームに変更した。ブルージェイズのジョン・シュナイダー監督は「彼には全てのツールが揃っている」と強い期待を表している。MLB公式サイトが伝えた。
バーガーは1999年12月にワシントン州で生まれ、生来の右打ちに加えて、8歳か9歳の頃に左打ちにチャレンジした。「イチローのように打ちたくてね。左打ちを始めたんだ。レッグキックなんかもして。日本的なスイングをするようになった」。その後はスイッチヒッターだったが、左打ち一本に。2018年のドラフト6巡目でブルージェイズに指名された。
昨季はマイナーで計124試合に出場し、打率.308、26本塁打をマーク。今季はブルージェイズの40人枠に入り、メジャーキャンプで奮闘中だ。シュナイダー監督は「打席でやるべきことがよく分かっている。ミーティングでは『活躍を見るのが楽しみだ。昨年の成績がすべてを物語っている。何も変えなくていい』と言ったよ」と述べている。
打撃フォームで「最も目立つのはレッグキックだろう」と記事は説明。「オープンスタンスから、イチローよりもさらに高く右足げてタメをつくる」と解説する。「MLBパイプライン」のサム・ダイクストラ記者は自身のツイッターにスイングのスロー映像を投稿。「レッグキックでリズムとタイミングが取れる」「それは僕のスイングの一部なんだ。それが僕自身の一部といってもいい」というバーガーの言葉も紹介している。
イチロー氏に憧れた23歳は今季、メジャーで活躍できるか。その打棒に注目だ。